前年度比較で売上が30%以上増加している営業組織の構築に携わる部長108名を対象に、営業組織の部長のKGI/KPIに関する実態調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
1.調査サマリー
2.調査概要
3.調査結果
【回答者の属性】
■ 回答者の所属する業種は「製造業」が34.3%で最多
■ 回答者の所属する企業の営業社員数、58.3%が「300人以上」と回答
■ 回答者の所属する企業の取り扱い商材は「サービス」が55.6%で最多、次いで「完成品・製品」が46.3%
■ 回答者の4割以上が、売上に対して「外部環境がマイナスの影響を実感している」と回答
■ 営業組織及び個人のKGIとして、61.1%が「利益額(利益率)」、半数以上は「金額(成長率)」を設定
■ 設定されたKPIの中で最も重要だと思うもの、第1位は「面談系行動件数」
■ 回答者の6割以上が「KPIをマネジメントすることで、KGIの達成状況がコントロールできている」と回答
■ 約6割の営業組織が、KPIを「部長クラス」が設定
■ 営業組織のKPI確認方法、「Excel等の表計算ソフト」が48.4%で最多、次いで「SFA」が41.1%
4.まとめ
調査概要:営業組織の部長のKGI/KPIに関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年10月6日〜同年10月8日
有効回答:前年度比較で売上が30%以上増加している営業組織の構築に携わる部長108名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
「Q1.あなたが所属する会社および、所属している組織(部署・事業)の業種を教えてください。」(n=108)と質問したところ、「製造業」が34.3%、「卸売業」が9.3%、「金融業・保険業」が9.3%という回答となりました。
「Q2.あなたの職場の営業社員の人数(契約社員・派遣社員等を含む)を教えてください。」(n=108)と質問したところ、「300人以上」が58.3%、「100人以上300人未満」が11.1%という回答となりました。
「Q3.あなたの職場で取り扱っている商品・サービスを教えてください。(複数回答)」(n=108)と質問したところ、「サービス」が55.6%、「完成品・製品」が46.3%、「原料・材料・素材」が30.6%という回答となりました。
「Q4.売上に対して外部環境の影響はどれくらいありますか。」(n=108)と質問したところ、「ー10%~ー40%程度(マイナスの影響)」が20.4%、「ー40%~ー70%程度(ある程度マイナスの影響)」が12.0%という回答となりました。
「Q5.あなたの営業組織及び個人に設定されているKGIを選んでください。 (複数回答)」(n=108)と質問したところ、「利益額(利益率)」が61.1%、「金額(成長率)」が50.9%、「件数(新規開拓数・受注数など)」が35.2%という回答となりました。
「Q6.あなたの営業組織に設定されているKPIの中で、最も重要だと思うものを選んでください。」(n=108)と質問したところ、「面談系行動件数(訪問面談、オンライン面談、来社面談など)」が14.9%、「売上高」が13.0%、「利益率」が10.2%という回答となりました。
Q5で「KGIは設定されていない」「わからない/答えられない」以外を回答した方かつQ6で「KPIを設定していない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q7.KPIをマネジメントすることによって、KGIの達成状況をコントロールできていますか。」(n=87)と質問したところ、「十分にできている」が16.2%、「できている」が47.1%という回答となりました。
Q6で「KPIを設定していない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q8.あなたの営業組織のKPIは誰が設定していますか。(複数回答)」(n=95)と質問したところ、「部長クラス」が56.8%、「課長クラス」が37.9%、「社長・取締役クラス」が22.1%という回答となりました。
「Q9.あなたの営業組織のKPIは、どのような方法で確認されていますか。(複数回答)」(n=95)と質問したところ、「Excel等の表計算ソフト」が48.4%、「SFA」が41.1%、「BIツール」が32.6%という回答となりました。
今回は、前年度比較で売上が30%以上増加している営業組織の構築に携わる部長108名を対象に、営業組織の部長のKGI/KPIに関する実態調査を実施しました。
調査から売上が伸びている企業の営業組織及び個人のKGIとして、61.1%が「利益額(利益率)」、半数以上は「金額(成長率)」を設定していることが判明しました。
・「設定されたKPIの中で最も重要だと思うもの」は第1位は「面談系行動件数」。
売上が伸びている企業多くの企業でKGIが「利益率」「金額」に置かれている事を考えると、現場で「行動」をマネジメントした結果、自ずと売上が上がるという関係はやはりありそうです。
また時代を反映してKPIの確認方法でSFAやBIツールがExcel等の表計算ソフトでに迫ってきている事も注目です。
企業DX化に伴いマネジメントも進化し、各種ツールから得られる精緻なデータに基づいて精緻なマネジメントを実施/実施しようとしている企業が約半数あるのが分かります。
本調査データは、顧客の購買行動心理が変化した現在、漠然と売上目標を立てるだけのマネジメントではなく「行動指標」までを定めたマネジメントが売上に繋がる事が売上向上要因の一つであることが今回の調査から示唆しています。
このマネジメントを「DX化」する事が今後の売上向上の一つのキーワードと言えるでしょう。
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