※事前のお申込みが必要となります。詳しくは、ページ下部「セミナー詳細」をご覧ください。
☆ 本セミナーはオンライン開催となります。
☆ PCとインターネット接続環境があればどこからでも参加できます。
経営者の皆様にとって、ここ数年は新型コロナウィルスの影響により経営判断の難しい局面を迎えることが多かったのではないでしょうか?今後の経営体制を見通す中、見えない未来に対して経営戦略を立てるのに不安に感じている方も多いと思います。
さらに、大局的には「資本主義の限界」を迎えているという言説も出てきています。資本主義でいう生産活動の三大要素である「ヒト」「モノ」「カネ」のうち「モノ」と「カネ」がコモディティ化しているからです。
新型コロナウィルスや資本主義の限界を迎えている現代で、企業を経営する皆様は、今後どのような価値観・考えをもって行動すべきでしょうか?
世界全体で見れば、「パーパス」という考えが注目されています。1999年の検索結果では30万件しかヒットしませんでしたが、20年後の2019年には3億6000万件と1,200倍も膨れ上がっていることから、関心度の高さが伺えます。
関心度だけでなく実績としてもデータが残っています。社会的大義を「パーパス」に掲げる企業は代表的な上場企業の4倍もの成長率を達成したというデータが存在しています。
では、日本において「パーパス」を掲げた経営を成功させるためにはどうすればいいでしょうか。
一橋大学ビジネススクール客員教授であり、パーパス経営を提唱した第一人者である名和高志氏は「パーパス」を「志」として表現しています。
「日本の原点に立ち返る必要がありそうだ。そして、そこを起点に、見えない未来に向けて志を貫いていく『志本主義』をめざすべきではないだろうか」
と述べており、日本独自の価値観を根差した志本経営の確立を重要視しています。
30年後を見据えた目標を設定する「パーパス経営」を実現する意味
名和氏はパーパス経営は新SDGsの中で花開くと述べています。
(1)サスティナビリティ
(2)デジタル
(3)グローバルズ
現在ではSDGsやESG、CSV経営などに注目している企業も少なくありませんが、パーパス経営を成功させるためには欠けている要素があるとのことです。
例えば、SDGsはあくまで規定演技であり、社会課題をいかに解決するかが問われるものです。
しかしSDGsを重視するばかりでは、トップラインはあがってもコストがそれ以上にかかるというデメリットがあり、経済価値のことまで考慮することは困難と言えるでしょう。
つまりSDGsと企業経営は厳密に捉えると二律背反の可能性を含みます。
そのような中、名和氏は新SDGを提唱し、30年後の2050年に向けて目標を設定できる大きな視座を持ち「志」を軸とした経営することで21世紀型の成長に向けて一歩大きく踏み出せるとしています。
志本経営(パーパス経営)に成功している日本企業
実際に日本でもパーパス経営に成功している企業はあります。
ファーストリテイリング社の取り組みは有名です。「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」ことがファーストリテイリング社のパーパスにあたります。パーパスが確固たる軸となった上で新SDGsの項目を達成しています。
(1)サスティナビリティ
着せ替え人形のように「見た目を着飾るためだけに服を買う」ようなファストファッションではなく、必要なもの(Lifewear)だけを必要なときに的確に提供する。
(2)デジタル
商品や情報をリレー方式で流すのではなく、デジタルを最大限に活用し顧客の要望をリアルタイムに近い形で商品化に反映する有明プロジェクトに取り組んでいる。
(3)グローバルズ
「グローバル・ワン」をベースとして多極化した市場ごとにきめ細かい対応を徹底している。例)イスラム民族向けのイスラム伝統スタイルの商品開発、インドネシアやマレーシアでのファン獲得に成功。
もし、ファーストリテイリング社のパーパスに込められた「外の目を気にするのではなく自分らしさと快適性を重視した内的なものを大切にする」気持ちがなければ、新SDGsを満たすことはできなかったでしょう。服は見た目重視で入れ替わりが激しく、商品の流通も不要なものにあふれ、海外の文化にそぐわない服の提供などの経営もあり得たかもしれません。
「志」とは暗い海のように見えない未来に対して、突き進むべき羅針盤の意味合いも果たすということがわかります。
経営者の皆様が経営課題や経営戦略を考えるとき、「志」をもって判断しているでしょうか?「新SDGs」の項目はクリアしているでしょうか。
本セミナーでは、「パーパス経営」の第一人者である名和高司氏をお招きして今後の経営についてお話ししていただきます。「パーパス経営」を掛け声だけで終わらせることなく根付かせるためにも経営者の皆様、ご参加お待ちしております。
※事前のお申込みが必要となります。詳しくは、ページ下部「セミナー詳細」をご覧ください。
講演スケジュール
14:30~ | 受付開始 |
15:00~16:00 | ソフトブレーン・サービス株式会社 代表取締役社長 野部剛よりご挨拶 |
16:00~17:00 | パーパス経営 ~30年先の視点から現在を捉える~
一橋大学大学院経営管理研究科 特任教授 名和 高司 氏 |
17:00~17:30 | 質疑応答 アンケート記入、終了 |
※スケジュール内容等に関して、予告なく変更が生じる場合がございます。
講師プロフィール
名和 高司(なわ たかし)氏
一橋大学大学院経営管理研究科 特任教授
1980年東京大学法学部卒、ハーバードビジネススクール修士(ベーカースカラー授与)。三菱商事(東京、ニューヨーク)に約10年間勤務。2010年まで、マッキンゼーのディレクターとして、約20年間コンサルティングに従事。自動車・製造業分野におけるアジア地域ヘッド、ハイテク・通信分野における日本支社ヘッドを歴任。日本、アジア、アメリカなどを舞台に、多様な業界において、次世代成長戦略、全社構造改革などのプロジェクトに幅広く従事。
2010年より、一橋大学大学院国際企業戦略研究科特任教授に就任。18年より現職。
2014年より、30社近くの日本企業の次世代リーダーを交えたCSV(Creating Shared Value:「共通価値の経営」)フォーラムを主催。
2021年より、京都先端科学大学客員教授に就任。22年より現職。
株式会社ファーストリテイリング、味の素株式会社、SOMPOホールディングスなどの社外取締役を兼任。
主な著作
「パーパス経営: 30年先の視点から現在を捉える」
「稲盛と永守 京都発カリスマ経営の本質」他多数
野部 剛(のべ たけし)
ソフトブレーン・サービス株式会社 代表取締役社長
一般財団法人 プロセスマネジメント財団 代表理事
早稲田大学卒業後、野村證券へ入社。本店勤務。一貫して、リテール営業。トップ営業マンとして活躍。2005年5月ソフトブレーン・サービス株式会社入社。執行役員を経て2010年7月に代表取締役社長に就任。(著書)『営業は準備力: トップセールスマンが大切にしている営業の基本』『90日間でトップセールスマンになれる最強の営業術』(ともに東洋経済新報社)、『成果にこだわる営業マネージャーは「目標」から逆算する!』(同文舘出版)等がある。
セミナー詳細
【セミナー名】
<オンラインセミナー>
パーパス経営
~30年先の視点から現在を捉える~
【開催日時】
2022年5月19日(木)15:00~17:30
【対象者】
経営者・経営幹部の皆様
【参加費】
無料(事前登録制)
【会場】
オンライン開催となります。(Zoomを予定)
PCとインターネット接続環境があればどこからでも参加頂けます。
<お申込みの流れ>
※事前のお申込みが必要です。
<推奨環境:OS最小要件>
・Windows(Windows 7以上)
・Mac(Mac OS 10.9以上のMac OS X)
【主催】
ソフトブレーン・サービス株式会社
【ご注意】
- 同業他社様からのお申込みはお断りさせて頂きます。また、本セミナーは法人向けのため、個人のお客様につきましては、お断りのご連絡をさせていただく可能性がございます。
- 本セミナーの、録音・録画・写真撮影はお断りいたします。
- ご記入戴いた情報は、ソフトブレーン・サービス株式会社、及び、一般財団法人プロセスマネジメント財団にて共有します。
お問い合わせ先
ソフトブレーン・サービス(株)<セミナー事務局>
TEL: 03-6859-5250
E-mail: request-sbs@softbrain.co.jp
※事前のお申込みが必要となります。詳しくは、ページ「セミナー詳細」をご覧ください。