セミナーレポート Seminar Report 企業がとるべき「急がば回れ」! 科学で読み解く長期的視野とは
~渋滞学が導いた逆説の法則~
講師:東京大学先端科学技術研究センター教授・渋滞学者 西成 活裕 氏

ゲスト講師

西成 活裕(にしなり かつひろ)氏
東京大学先端科学技術研究センター教授・渋滞学者
東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。専門は数理物理学。
様々な渋滞を分野横断的に研究する「渋滞学」を提唱し、著書『渋滞学』は講談社科学出版賞などを受賞。
国際学会誌に論文を多数発表。また、日本テレビ「世界一受けたい授業!」など多くのテレビ、ラジオ、新聞でも活躍。

 

 

2021年6月29日、東京大学教授の西成活裕氏をお招きして開催されたのが【企業がとるべき「急がば回れ」!科学で読み解く長期的視野とは~渋滞学が導いた逆説の法則~】というセミナーでした。

ZOOMにてオンラインで開催された本セミナーは、「本当に効率よく業務を回すにはどうすればいいのか」という課題を抱えた方からの参加も多く、西成氏による「逆説」の解説は驚きを隠せないものも多かったようです。

西成活裕氏は渋滞学の提唱者です。

大学にて物理や数学を担当する傍らで、物流・人流・交通の理論との関連を研究されています。渋滞とはいっても、その研究範囲は車だけでなく人・物・工場・身体の中などありとあらゆる分野の「流れ」です。

そこから「どうすれば本当に効率が良くなるのか」を追求する研究は各地で高く評価されており、企業のアドバイザーなども担当されています。

 

逆説とは
  • 逆説の2条件(1)効果が出るまで時間がかかる(2)マイナスからプラスに変わるロジックがある
  • すぐにコストを回収できず待てないと却下されるケースは多い
  • しかしあえて損をすることが長期的には圧倒的にはプラスになる
アリは渋滞を起こさない―70%以上の密度は自然界に存在しない
  • 人間は早く行こうとして詰めてしまう、進化のコツは空けること
  • 組織も間が大切-危険ラインを超えて働いてはいけない
  • 頑張っているように見える人たちは何かあった時にブレに弱い―一見すると効率的に見えるメタ安定
逆説を支える4つのロジック―良い経営の大きなヒント

 

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